デジガールのお気に入りのコトやモノがわかるQ&AはGINZAのFacebookでチェックしてね。


WEBPCをスマート&チャーミングに使いこなすおしゃれな女子を、DIGIGIRL(デジガール)と命名。

東京で抜群の存在感を誇る彼女たちをファッションフォトグラファー・草野絵美が紹介します。

デジガールのお気に入りのコトやモノがわかるQ&AはGINZAのFacebookで是非チェックを。

2012年11月11日日曜日

No.22 アーシャ・フォンデュ(ITマーケター)



ユーザーとアプリをマッチング。
異国の地でも大活躍のITマーケター



No.22 アーシャ・フォンデュ
ITマーケター

1985年ポーランド生まれ。ロンドン大学、オックスフォード大学院を経て2010年に来日し、デジタルガレージに入社。ローカリゼーション、品質管理、マーケティング、PRなど、スマートフォンアプリに関する様々な役職を一任されている。UCLAや早稲田大学への留学経験もあり、ポーランド語・英語・日本語・フランス語を操るマルチリンガル。強みはポジティブ精神&何事も恐れないところ。



—現在日本でITマーケターとして活躍するアーシャさん。ポーランド出身で、各国の大学に留学経験もあるんですよね! 日本に興味を持ったきっかけは何だったんですか?

一番のきっかけは、大統領のスピーチ。ポーランドが社会主義国から資本主義になったときに、当時の大統領が「これからこの国は日本のように発展する」という話をしたんです。それがとても印象的で、子供ながらにも「どういう国なんだろう?」と気になっていました。その後、文化的な部分にも惹かれるようになりましたし、他の人があまりやらないようなことをやりたい、という気持ちから日本について学ぶことに決めました。


—大統領の言葉が発端だったとは意外です!大学院を卒業後、日本へ来てからはデジタルガレージで「Snapette」というアプリの担当されていると思うんですが、どういったお仕事をされているのか教えてください。

「Snapette」というのはアメリカで作られたショッピングアプリなんですが、私はそのPRやマーケティング、改善点を探したりなど、プログラミング以外のことは全て請け負っています。日本のユーザーに適した仕様に変えたり、インフルエンサー(口コミでアプリを広めてくれる影響力のある人)を見つけるのも私の仕事です。

Snapette」はお店にある商品を写真に撮って共有できるアプリ。気に入ったアイテムを選んで、それがどこのお店で買えるか調べることができる。


世界各地のお店のデータがあるので、例えばこれから初めて行く予定の街でも、どの店舗にどんなアイテムがあるかをチェックできます。GPSで地図情報も簡単に分かるし、ファッションナビゲーションとしても便利なんですよ!


—おしゃれに対する感度の高い人たちがアップしている写真を見られるし、新しいブランドも発見できて良いですね。UIも可愛いし、画質もいいから眺めてるだけでも楽しい! マーケティングについて今までどこかで勉強した経験は?

特に誰かからやり方を教わったということはないんです。自分の直感を信じて面白そうなこと、共感を得られそうなことをやってみる。それから人に会う機会が多いので、強みを活かしてどれだけ自分を印象づけられるかがポイントだと感じています。


—日本に留学していた経験やファッションのセンス、明るいキャラクターなど様々な要素があるから、今の仕事には特にアーシャさんが適役なんだと思います。 また、個人的にも何か活動をしているんですか?

はい、今は「Touchyヒューマンカメラ(http://touchtouchy.com/)」というプロジェクトに携わっています。ここで使うのは“誰かに触れられることによって視力を与えられ、写真を撮ることができる”というカメラの機械。これを身につけ、オフラインで人と繋がることの大切さを訴えるものなんです。インターネットやSNS、携帯電話などのテクノロジーは生活を便利にしてくれた一方で、身体的なコミュニケーションが希薄化してしまうという問題も生んでいますよね。そこから生まれる社会的な不安を癒すことを目標に、イベントなどでアーティストEic Siuと一緒にパフォーマンスを行っています。

アーシャさんはPR/マーケティングディレクターとして活躍中。Touchyの話を取引先の人にするとき、最初は半信半疑で強ばっていた表情が、自然と興味をもった表情に変わっていくのをみるのが何よりも嬉しいというアーシャさん。「HARAJUKU KAWAii!! FES 2012」で行われたパフォーマンスの様子はこちら

まずはたくさんの人に知ってもらうことが大切だと思うので、タッチというキャラクターも作りました。これから、音楽・漫画・ダンスなども制作する予定なんです。そういった方法をとることで、より親しみやすい存在になれたら嬉しいですね。


—Touchyはまだ見たことがないけれど、すごく楽しそう!とてもロマンチックなコンセプトだと思います。PR、マーケティングディレクターとして、良いプロダクトの魅力を伝えたいというアーシャさんの心意気は共感できます。 これからの目標やトライしてみたいことがあったら教えてください。

まずは、世界一のマーケターになること!それから、新しいプロダクト・アプリを作りたいと思っています。“女性が作る女性用のアプリ”というのはまだまだ少ないですよね。ファッションだけに限らず色々な分野で女性のためになるものを考えたい。他にはプログラミングもできるようになりたいし…それから、素晴らしいアイディアを持つアーティスト・デザイナーが、色んな場所で活躍できるようにサポートをしたいとも思っています。やりたいことがたくさんあるんです(笑)。


—持ち前の好奇心と吸収力を活かしてどんなこともこなせそう!人に興味を持って色んな場所に出ていけるから、様々な分野の人と一緒に行うプロダクト作りもきっと上手くいくと思います。どうもありがとうございました。

▶アーシャ・フォンデュさんのお気に入りのコトやモノがわかるQ&AはGINZAのFacebookでチェック