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東京で抜群の存在感を誇る彼女たちをファッションフォトグラファー・草野絵美が紹介します。

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2012年8月28日火曜日

No.21 安田芽里(デジタルコンテンツ・プランナー)



メディアのスタイルは様々!
印刷界のデジタル最前線に立つコンテンツ・プランナー



No.21 安田芽里 
デジタルコンテンツ・プランナー
@rosylily

兵庫県西宮市育ち。米国ワシントン州の高校と兵庫県芦屋市の高校をW卒業し、大学ではロシア語を専攻。大日本印刷株式会社入社後、欧米コンテンツ市場調査、現地取材執筆などを経て、現在はC&I事業部 メディア・コンテンツ本部に所属しグラフィックデザイン×Web、電子書籍、PRなど様々な分野で活躍。好きな映画は「Paris Je T’aime」「This is Bossa Nova」。プライベートでもアプリ製作を計画中。



ー大手印刷会社でデジタルコンテンツ・プランナーとして活躍する芽里さん。具体的にはどんなお仕事をされてるんでしょうか?

デザイナーやプログラマーの方と話し合いながら、やりたい事とできる事を織り交ぜてプランニングしています。最近メインでやっているお仕事のひとつはDNP文化振興財団が企画・運営しているギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)。会社としての取り組みをもっと知ってもらいたいという気持ちと、グラフィックデザインをより多くの人に身近に感じていただきたいという考えを持ってサイト制作や電子書籍、アプリに関するプランニングに携わっています。

グラフィックデザイン専門のギャラリー、gggのサイト。9/3からは「寄藤文平の夏の一研究」展を開催。

去年はgggが25周年という節目の年で、ggg booksを100号分電子書籍化したりアプリを作りました。文字をその場で自分に適した大きさに変えられたり、レイヤーで背景にグラフィックが透けて見えるように、といったような付加価値を新たに与えられるのはデジタルならでは。最初は何かを電子化したというだけで話題になったけれど、今はもうそういう時代ではないので特徴を活かしながら個性あるものを作りたいと思っています。

芽里さんが手掛けた電子書籍『100 ggg Books 100 Graphic Designers』。
「"List of Artists"のカラーは本の帯と同じ色になっているんです!」と芽里さん。


ー電子書籍のあり方って変わり続けているんですね。日本はまだアートに詳しい人とそうでない人の間にギャップがあると思います。アートに触れる機会が増えてみんなの感度レベルが上がれば、作り手もより自由な物作りができるし双方にメリットが生まれますよね!

専門的な知識がなくても美術館が好きという人や何となく見てみたいという人にも知ってほしいです。TwitterやFacebookが浸透した今だからこそ、リアルだったり、ソーシャルだったり、小さなきっかけがやがて渦になるような…もっと広がっていく可能性があると思うんです。


―そうですね。お仕事に関することでSNSを活用したり、それを共有していくことによって新しいつながりができたりもするんでしょうか?

仕事に活かしたいとかつながっていくことそれ自体を目的としているつもりはないんです。とは言え仕事上ではあまり接する機会のない方とお話ししたり、直接的に仕事に繋がらなくても勉強になる出会いなどがたくさんあります。 また、以前はアイディアストックのツールとしてTwitterを使っていました。自分がいいなと思ったものを忘れないようにつぶやいて、後から追跡できるようにしておけばURLも貼ってあるしとても便利なんですよね。私の場合はそれによってフォロワーが増えたと思います。


ー私もそういった使い方をしてました。その時のシチュエーションとかも思い出しやすいし、周りからの反応もあるから普通にブックマークするよりも効率が良いですよね! 仕事をする上で重きを置いていることは何ですか?

なるべくたくさんのアイディアをストックするようにはしています。自分の中に小さい引き出しがたくさんあってそこに良いと思ったものをしまっていくイメージで、日頃からデザイン系のアプリやサイトは積極的に探しています。

芽里さんお気に入りアプリのひとつ「DESIGN MUSEUM」。
画像がタイル状に並んでいるデザインのものが気になっているそう。

あとは少しでもいいから自分らしさが出るようには心がけていますね。色々な規模のお仕事があるのでアイデアや企画だけでなく適したソリューションのビジネススキームを構築していくのも私の仕事ですが、まずは企画書の見た目やフォントからこだわって作ります(笑)。


ー印刷会社で働いてるからこそのこだわりですね!小さな部分でも自分らしさを必ず入れたいという芽里さんの考え方は大切だと思います。今後について何かやってみたいことなどがあったら教えてください。

好きなものを仕事にするというのはやっぱりあるべき姿だと思っているので、規模の大小に関わらずグラフィックデザインには関わっていきたいなと思います。それから、オンラインとオフラインの潤滑油というか、両方の世界を切り分けたり繋げたりする役割になりたいですね。紙もネットも同じメディア。その時々に適したものを作っていきたいです。


ー芽里さんならこれからも素敵なコンテンツを作ってくれそう!楽しみにしています。どうもありがとうございました。

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