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2012年6月25日月曜日

No.19 片山育美(クックパッド株式会社 UIデザイナー)



よりよいUIでユーザーとクックパッドをつなげる、
料理も得意なデザイナー



No.19 片山育美 
クックパッド株式会社 UIデザイナー
@monja415

1988年生まれ、香川県出身。美術大学卒業後、クックパッドに入社。PC版、iPhoneアプリ、Androidアプリ、スマホWeb、社内の新規事業など、様々なデバイスでサービスを提供するクックパッドのUIデザイナーとして活躍中。趣味でアプリ開発も行う。現在シェアハウスに住んでおり、自炊はかかさずにしている。得意料理はカツ丼。



ー今日は以前DIGIGIRLでも紹介した山口結花さんの紹介で「クックパッド」のUIデザイナー・片山さんに会いに、白金にある「クックパッド」本社へやってきました。エントランスを入ってすぐの所にある大きなキッチンが素敵です!



食堂ではなくキッチンがあるというのはめずらしいですよね。ランチはここで自炊します。社内の担当の方が色々な食材や調味料をそろえてくださっていて、自由に使えるんですよ。社員同士で一緒に料理するので、コミュニケーションも広がります。


ーこの環境、本当に羨ましい!私は最近引っ越しをしたことがきっかけで自炊をする機会も少し増えたので、「クックパッド」のサービスをよく利用させてもらってます。 “UIデザイナー”という職業を聞き慣れない人がまだ多いと思うのですが、片山さんは社内でどういったお仕事をされているんですか?

デザインというと、かわいい絵やかっこいいグラフィックをイメージしますが、かわいいだけじゃなく、使いやすい「クックパッド」をつくることがUIデザイナーとしての私の仕事です。 クックパッドというサービスは、「レシピを探すためのツール」として利用するユーザさんが多く、ユーザさんの期待に応えるために、分かりやすさ、良い操作感、よりレシピを見つけやすい導線などに気を配ることが欠かせません。その気遣いをかたちにし、実際に改善や開発をすすめることを毎日しています。 (ちなみにUIとは、ユーザーインタフェースの略で、一般的にシステムとユーザーの間にあるものを指し、例えば「クックパッド」なら、「クックパッド」上にあるもののかたち、色、ことば、操作感など、ユーザーが「クックパッド」でレシピを検索する時見たり触ったりするもの全てのことです。)

片山さんとエンジニアの2名が担当して開発した、「クックパッド」のiPad版アプリが発表されたばかり。
iPadの特製を活かしつつ、使い方が難しくなりすぎないような設計を心がけました。」と片山さん。

ユーザさんの声を聞くことで次の改善ポイントを見つけたりすることができるので、直接会ってお話を聞くことや、WEB上のご意見BOXに頂いた感想を読むことは大切です。「使いやすい」とか「料理が好きになった」「美味しいものができました」という意見を頂くと本当に嬉しくて、それが働く原動力にもなっています。


―このiPad版は本当に便利ですね!戻ったりせずに一つの画面で色んな情報を見られるのはiPadの広い画面を最大限に活かしていると思います。サービス上の機能も一つ一つ意味があって、その元となるユーザーの声を集めることは本当に重要ですよね。 片山さんは美大出身ですが、在学中からプログラムを書いたりしていたんですか?

美大に入るとき、彫刻科と情報デザイン科で専攻を迷ったんですが、情報デザインの方が人のためにできることがありそうだなと思いそちらを選びました。プログラムを書き始めたのは大学3年生くらいの頃からです。WEBサービスは動かないと使えないものなので、デザインだけでなくプログラムも学んで自分で作れるようになりたいと思って、国主催の「未踏IT人材発掘・育成事業」という支援プロジェクトに参加して、勉強しなきゃいけない状況を自分で作ったりしていました(笑)


ー勉強家だなぁ、プログラミングができれば自分のアイディアをすぐ形にできますよね。 片山さんは社会人になった今でも、休日を利用してiphoneアプリなどの開発をしていると伺ってます。

そうですね、つくることは好きで、最近は友人のエンジニアと恋人向けのアプリをいくつかつくりました。SNSなど友人やグループにフォーカスしたサービスは多いですが、みんな普段、彼氏や彼女にすごい時間やお金を使っているんじゃないかなあと思って。

恋人アラーム』は、あと何時間で恋人に会える!と思うと仕事がはかどったりするな、と思って制作したそう。
『恋人クイズ』はカップルでどちらかが選んだ選択肢を、もう一人が当てるというゲームアプリ。

趣味で作るアプリと言えど、実際に数千、数万人のユーザの生活に影響していると思うと、嬉しいです。


ー今後、会社や個人の活動で具体的にやっていきたいと思っていることはありますか?

そうですね、UIデザインは「クックパッド」のすべてのプロダクトをより価値のあるものにできる可能性のある仕事なので、やりがいのある仕事だと感じています。これからもどんどん改善や開発に取り組みたいと思っています。それから、だれかの楽しかった経験を他の人にも体験してもらえるような仕組みに興味があります。例えば、「レシピ」というのは誰かが作った美味しい料理やその料理を食べた喜びを他の人とシェアするためのものだと思うし、『恋人アラーム』は、私も感じたことのある「あと何時間で彼/彼女に会える!」というワクワクする気持ちを、アプリを使えばより感じやすくなるというものです。

ー片山さんの中にある経験が形になっていくとサービスとしてより説得力を持つようになるし、人の気持ちに共感して誰かのために何かを作り出すというのはとてもカッコいいと思います! 「作る」ってとても楽しいですよね。お話を聞いて私もモチベーションが上がりました!片山さん、どうもありがとうございます。



インタヴュー当日は片山さんが白金台の「クックパッド」社内にあるキッチンで作ったガパオをやスープをご馳走してくれました。レシピはこちら→ガパオご飯(タイ風バジル炒めご飯) by バンビ☆/トマト&レタスのナンプラースープ by  kuikomi/「カルピス」ラッシー by カルピス株式会社

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