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2012年3月26日月曜日

NO.17 新多真琴(音大生/プログラマー)





アート×デジタルで新しいフィールドを切り拓く
音大生プログラマー



No.17 新多真琴 
音大生/プログラマー
@ar_tama
http://aratamakoto.com

1990年名古屋生まれ。国立音楽大学附属高校ピアノ科から同大学音楽文化デザイン学科に入学。大学ではコンピュータ音楽の作曲を学びながら独学でプログラミングを習得し、アプリやインスタレーション、WEB音楽の制作などもこなす。
昨年は「面白法人カヤック」で4ヶ月ほどインターンを経験し、サービスの制作にも携わった。好きな動物は猫。



ー新多さんとはもともと共通の知り合いがいて、私の会社(Kwl-E)の年末パーティーで出会ったんですよね。それから食事に行ったり私の会社でサービスの開発を手伝ってもらったり…。初めて会ったときに「音大生でアプリも作れる」と紹介されて、そのスペックの組み合わせがとても珍しいと思ったんです!音楽は子供の頃からやっていたんですか?

小さいころからずっとピアノをやってきて、高校も音大附属のピアノ科に通っていましたが、大学進学を目前にして、このままピアノ科に進んでも将来のヴィジョンが具体的に見えないと感じていました。高校では作曲をすることもあり、少し苦手意識も持っていたのですが、「つくる」側にまわりたいという気持ちから、あえてコンピュータで現代音楽を作曲する「音楽文化デザイン学科」に進学することを決めたんです。


ーピアノ科からコンピュータでの作曲というのは大きな転身ですね!難しそうな感じがしますが、パソコンやWEBは昔から好きだったんですか?

小学生のころからインターネットを日常的に使っていたので、コンピュータに対する抵抗感はありませんでした。大学ではプログラムを書くスキルは特に必要ではないのですが、プログラミングの基礎を学ぶ授業があります。そのときにプログラミング自体が面白そうと感じ、先輩に相談したところ「Processing」というものを勧めていただいたんです。これはグラフィックが簡単に書けるプログラミング言語で、自分の書いたプログラムが簡単に反映されていくのが嬉しくてどんどんのめり込んでしまいました(笑)。


 Processingで新多さんが制作したグラフィック。
プログラミングを始めてわずか数日で作ってしまったそう!「主に本を読んだりして独学で身につけました。興味を持ったものにはまっしぐらです(笑)。」と新多さん。



―大学生になってから習得したというのは、すごいスピード! プログラミングでは今までにどんな作品を作ったんですか?

音楽作品やインスタレーションのほかに、音楽文化デザイン学科が年に2回開催しているコンサートのフライヤーやアプリなども制作しています。コンピュータ音楽や現代音楽はまだ間口が広くないので、自分の作ったものを通してもっと多くの人に知ってもらう機会を増やせたらと思っています。

デザインから音楽まで全て新多さんが一人で担当したコンサートの
アプリ。次回は9月6日(木)、下北沢の北沢タウンホールにて開催。
詳細はこちら→ 国立音楽大学 音楽文化デザイン学科 コンピュータ音楽系

それから、去年WEBサービスを企画•制作している「面白法人カヤック」で4ヶ月間インターンをやっていて、実際にサービスのプログラミングやサウンド制作を担当させていただきました。技術的な面でもとても成長できたし、自身の世界も広がりました。


新多さんが制作に携わったサービス、「ピンに聞いてみよう」と「SPACE777


ーアートとテクノロジーを組み合わせて活動している人って少ないですし、今すごく脚光を浴びていて、私自身も気になってるんです!新多さんは熱中してコツコツと作り上げることもできるし、いろいろなフィールドに出ていって世界を広げることもしていますよね。両方できる人はあまり多くないと思うので、尊敬します(笑)。

ものをつくるということに対してずっとコンプレックスを抱いていたんですが、プログラミングと出会ってから、ものづくりを楽しめるようになりました! プログラミングを専門的にやってきた人とは出自が違うことを気にしていた時期もありましたが、カヤックで音楽を作らせていただいたり、作ったものに対する反応が良かったりして、今まで身につけてきたスキルはどこに行っても役立つんだという実感を得ることができましたね。


ーコンプレックスは原動力になりますよね。それに打ち勝とうとすることで、自信を得たり個性になったり…。今後の目標があれば教えてください。

自分の作ったものが媒介になって、人と人がつながっている状態ってとても幸せだと思うんです。私にとって音楽やプログラミングのスキルはそのための手段なので、それが一番体現できる場所に居続けたいですね。あとは、もっと成長したいと思っているので、より自分を負荷のかかる場所に置いていくつもりです。

ーその精神、素晴らしい!音楽はダイレクトに人に伝わるものだから、大きなパワーを持っていますよね。これからもぜひ両方とも続けていってほしいです。新多さん、ありがとうございました。



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