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WEBPCをスマート&チャーミングに使いこなすおしゃれな女子を、DIGIGIRL(デジガール)と命名。

東京で抜群の存在感を誇る彼女たちをファッションフォトグラファー・草野絵美が紹介します。

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2012年1月30日月曜日

No.15 坂口綾優(ブロガー)










iphone写真で世界の人の心をキャッチ
Google+で日本一のブロガー



No.15 坂口綾優 
ブロガー
@sakaguchiaya
http://goplus.us/aya

福岡県出身。小さい頃は音楽が好きで、トランペットの練習に夢中だった。高校卒業と共に上京。就職活動をするにあたって自分を印象付ける行動をしようと、iPhoneで撮影した写真をSNSにアップし始める。美しい風景写真などが瞬く間に国内外で話題になり、Google+で日本一の人気ユーザーに。



ー SNS「Google+」で日本一の人気ユーザーになった坂口さんの活動をニュースで知って、以前から凄いなと思っていました。Google+ではiPhoneで撮ったと思えないかっこいい写真を公開していて、いつかお話したいと思っていたんです!
Google+を始めたきっかけは何だったんですか?



新しく目標を見つけようと思ったことと、就職活動などで自己紹介をする時に自分のことを覚えてもらえる何かが欲しかったというのがスタートです。だから最初から「一番になれたらいいな」と思っていました。
ネットに全然詳しくないんですが、今流行っているものは何だろうと考えたときに、SNSやInstagramかなと思って。数あるSNSの中でGoogle+を選んだのは、昨年6月に新しくスタートしたばかりのサービスだったからです。既にあるサービスを後から始めて一番になるのはやっぱり難しい。それから私は日本で無名なので、海外の人からもフォローされるにはどうしたらいいかを考えました。




 
坂口さんのGoogle+ページ
 



ー なるほど。坂口さんがiPhoneで撮影した綺麗な写真は世界中から反響が寄せられていますよね! 一番になろうと行動して、結果的にもなったというのはすごいことだと思います。


SNSやWEBの知識も経験も少なかったので研究は熱心にしました。人気があるユーザーのページやたくさん共有されているものを観察して、人は文字よりも画像に惹かれているらしいということに気づいたんです。そこで写真を撮って公開しようと決めました。
自分が気に入った写真がバズるとは限らないので最初は難しかったですね。今までやってみて私が見つけた反応してもらえる写真の素材は「猫・夕焼け・水」です(笑)。


 

撮影に使っているのはiPhone4S。「4と4S では写真の綺麗さが全然違います。iPhoneが発売されるたびに買うべきかどうか悩まされます(笑)」と坂口さん。
 



ー 面白い! テレビで言うところの「視聴率を取るにはラーメン・犬・子どもを出せばいい」ですね(笑)。私もInstagramで写真を上げるのは好きなんですが、坂口さんの写真は特に景色のものがとてもキレイですよね。撮る時に気をつけていることや景色を撮るコツを教えてください。


景色を撮るときは時間に余裕を持ってじっくりと30分から1時間くらいかけて撮ります。あと、カフェでご飯をするときも写真映えがするようなメニューってどれだろうと、つい考えてしまったり。水分や油分が多いものはおいしそうに撮りやすい気がします。
でも最初は写真のこともわからなかったので、とりあえず目に入るものを何でも撮っていました。今でも食べるものは全部撮ります(笑)。



ー景色を撮影するのに1時間もかけてるんですね! iPhoneは手軽に写真が撮れるツールだと思いがちですが、坂口さんのその姿勢は本気さを感じます。FacebookやGoogle+などの成功しているサービスは、シンプルな機能の中でいかに自分の個性を活かせるかという特性があると思うんですけど、坂口さんが有名になった過程はまさにその特性を利用してるんじゃないかなと思うんです。ご自分の性格が時代やサービスに合っているなと感じるときはありますか?


小さい頃から熱中するタイプではありますね。新しいものが好きで、他のことには脇目もふらずはまったり。それから裏表のない性格だと言われるので、それがソーシャルメディアと合っていたのかなと思います。



今、坂口さんが注目しているものは、Google+の「ripple」という自分のポストがどう拡散されたかがビジュアルでわかる新機能。絵美ちゃんもお気に入りです。
 

ー確かに。嘘はばれるし、情報のスピードも早いですよね。新しいものを求めている坂口さんの性格は常にクリエイティブでいられるし、ソーシャルメディアにもすごくマッチしてると思います。 Google+ではもう1番になるという目的を達成したわけですが、次のステップというか今後のヴィジョンはありますか?


そうですね、ソーシャルメディアはまだわからないことが多いし、これからもっと新しいことが起きそうなので、しばらく今の活動を続けていくと思います。
あと時代を象徴するような新しい何かが出てきたら、やってみたいな(笑)。一番になったことで知らなかった方たちと出会う機会も多くなりました。その中で声をかけてくれる人がいたら、何か一緒にやってみたいとも思いますし。基本的には気楽な気持ちで、その都度熱中できることに出会いたいです。


ー坂口さんのポジティブパワーと今までリサーチして得た経験があれば、新しいサービスとかも作れそうですよね。ロジカルに考えても人の心を動かすことができるし、同じ写真で表現する身として新しい発見がたくさんありました! 坂口さん、どうもありがとうございます。



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2012年1月16日月曜日

No.14 三橋ゆか里(フリーランスライター)








世界のテクノロジー&WEBサービスをいち早く紹介
人気Techライター



No.14 三橋ゆか里 
フリーランスライター
@yukari77

http://www.techdoll.jp
1980年生まれ。小学校6年生から高校卒業までをNYで過ごす。大学卒業後ECサイト運営会社やウェブ制作会社などを経て、2年前にフリーランスライターとして独立。ウェブ・ディレクション、ライター、翻訳、調査案件、コンサルティングなどを行う。2010年公開の映画『ソーシャル・ネットワーク』の監修も務めた。



ー ライターとして活動されている三橋さんですが、映画『ソーシャル・ネットワーク』の字幕監修に携わられたとか。ITの知識や文化を知っていて留学経験のある三橋さんならではのお仕事だなと思いました。

めっちゃオタクな映画ですよね(笑)。一般の人が観ても内容が理解できるように、また、業界のエンジニアさんが観ても違和感のないように、バランスのとれた表現を考えるのが難しかったです。IT系スラングは流行もあるし面白いものも多いので、あまり一般用語に近すぎても面白みがなくなっちゃいますし(笑)。一緒に完成した映画を観に行った親も、意外と内容をわかっていたみたいで良かったなと思いました。



ー 「メルスケール」とかITの専門用語が映画にでてくることに、DIGIGIRLとしてはすごく感動しました。それから、映画で描かれるギーク像がすごくリアルです!


すごい早口だよね(笑)。ギークを知らない人にも、ギークの雰囲気や印象がしっかり分かる上手な演出だなと思いました。一方で、早口だから字幕にも制限があって、本当に伝えなきゃいけないことを残す作業はすごく難しかったですね。



ー ところで、 IT業界で働く女性は増えていますが、ITを専門にしている女性のライターさんってまだ珍しいですよね。どうしてこの仕事に就こうと思ったんですか?


元々は大学を卒業したら出版社に入りたかったんですが、上手くいかなくて雑誌を販売ITするECサイトに就職しました。新しいことがたくさん起こるITの世界って面白いなと思い、それから転職をしながらもずっとIT業界で働いています。ライターとしてフリーになったのは2年前。ブログやツイッターをみんながやっているタイミングだったのでITの記事への関心も強く、読んでくれる読者がいる環境が出来ていて運が良かったです。早すぎても遅すぎても、全然違ったと思うんですよね。




三橋さんが世界のIT 最新情報を発信するサイト。



私のブログ記事を読んでくれたシリコンバレーの人たちが「僕たちのサービスについて書いてくれてありがとう」という感じで、コミュニケーションが始まることも。彼らも自分たちが作っているものがどう評価されているのか気になって、日々検索しているようです(笑)



ーシリコンバレーで活動している人たちとのコミュニケーションで見えてくる、ITにおいての日本と海外の違いってどんな点にありますか?


シリコンバレーは今でもITの分野では世界最先端の場所です。インキュベーションと呼ばれる、新しいサービスを生みだそうとしている小さな会社が集まった施設があって、そこには世界中の優秀な人やモチベーションの高い人が集まります。システムやサポートも整っているし、上手くサービスを成功させた人たちが、若い会社のアドバイザーみたいになってサポートするという良い循環があるんですね。

それに比べると、日本国内はまだ環境が準備段階なので、新しいサービスを立ち上げるハードルが高いかもしれない。海外のインキュベーションに参加するという選択肢もあるんですが、言葉の壁があってなかなか世界に出ていく会社も少ないです。
それから、これは文化の問題だと思うんですが、アメリカは失敗してもそれが経験になるという考え方を持っています。「Aは苦手だけど、Bは得意だからBをやってもらおう」という柔軟な受け皿もあったりして、失敗してそこで終わりっていうのはないんですよ。新しいサービスを作るにはトライ&アウトの連続なのでそうゆう精神や環境は作り手にとって大事だと思います。


ーなるほど。私も先日シリコンバレーに行って、環境と文化的なモノの違いは大きく感じました。国内のみならず世界のサービスに目を向ける三橋さんですが、ライターとして「おもしろいな」と思うサービスの共通点はありますか?


何に引っかかるかは、フィーリングが一番です(笑)。でもひとつ挙げるなら、サービスを作っている「人」でしょうか。作った人の人柄ってサービスに凄く反映されると思うし、サービスが生まれたストーリーが面白いと、もっと話を聞きたいなと思います。



最近お気に入りのサービス『Path』は、友人数が限定されていて、FacebookTwitterよりも小さなコミュニティでできるSNS。「ユーザーインターフェイスがとってもいいんです」と三橋さん。


ー「サービス」と「サービスを作る人」は必ずセットになっているんですね。
テクノロジーは皆が意識しなくなって初めてすごいと感じさせてくれる部分もあるので、私も生活の一部になっていくようなサービスを作れるよう頑張っていきたいと思います。三橋さん、ありがとうございました!



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